挿絵がとても効果的でありながら、かわいく和む絵本です。3人目のあかちゃんを心待ちにするお姉ちゃんとお兄ちゃんとママとの会話形式でまとめられている絵本です。この二人は挿絵と会話からすると、小学校前後のようにも感じられ、3歳ぐらいで初めてお兄ちゃんやお姉ちゃんになる子に向けて読むのは難しいかと思いましたが、すんなりと受け入れられました。この本は子どもだけでなく、親にも色々と発見があり、子どもからの質問に、こんな風に賢く、深く答えられたら素敵だなと思いました。ぞうはおかあさんのおなかに22ヶ月も、馬は11ヶ月、犬は2ヶ月! わには子どもを口に入れて運ぶ。 かめの世話はだれもしない、トラは母親のみ、、などなど。図書館よりかりていました4週間毎晩3回も読み続け、結局購入することになりました。 うちの子どもは一人っ子でお姉ちゃんになる予定もありませんが、3歳という年齢は周りのお友達がお姉ちゃんやお兄ちゃんになっていく時期で、あかちゃんには興味津々。でも、実際に生まれてくるわけではないので、主人公がお姉ちゃんやお兄ちゃんになっていく様子が描かれている作品はいまいちピンとこないし、私自身も読みにくい。でもこの作品は人間のあかちゃんの誕生を心待ちにする姉弟を通じながら、人間だけでなく動物の赤ちゃんにも話が広がっていて、とても大きい視点で赤ちゃんを描いているところが私たちにはぴったりときました。