のろのろなぼくとあわてんぼうの私。
タイプの違う2人が、願いを叶えてくれるという、はっぴぃさんを探しに出かけます。
でもはっぴぃさんに会うことが出来なかった2人は、互いの願い事を教え合い、
なおしたいと思っている短所は捉え方次第で長所にもなるんだと気づくという物語。
素敵なお話だと思いながらもずっと気になっていたのが表紙の裏。
書きなぐったようなものがあるのです。
図書館の本なので落書きかと思っていたのですが、よく見ると挿し絵にも。
気になってこちらのレビューを見てみると、どうやら戦争について描かれているのですね。
表紙の絵からは想像もつかない戦車の絵も後から気付いて少し怖くなりましたが、
みんなが違いを認め合うことができれば争いは起こらないんだという、強いメッセージなのでしょうか。
気付くと、その強いメッセージ性が少し怖い。でもとてもとても深い絵本ですね。