『こわがりハーブ えほんのオオカミにきをつけて』がとても面白かったので、こちらも読みました。
こちらの作品のハーブは、おとぎ話の絵本を堪能した後、随分ぞんざいに扱っていたようです。
食べ物かすがくっついたり、落書きしたり、切り取ってしまったり。
ある日、友だちのエジーが泊まりに来た日、夜寝付けず久々におとぎ話の絵本を開き…ほっぺをつけてねてしまい…。
目覚めたら、自分の絵本の中なんて、驚きですね。
今までの自分のしてきた事が災いして、きちんと反省するハーブにクスリです。
ハーブのやりたい放題の悪戯が、伝わって来るようなコラージュが今回も楽しかった。
それにしても、“きんいろまきげちゃん”が、脇を良く固めてくれました(笑)。
考えてみれば『さんびきのくま』に出てくる女の子は、家宅侵入・食事を横取り・器物損壊・屋荒らしと、結論から言うと一つも良い事をしていませんね(笑)。
イギリスでは、タイトルに「金色巻き毛の女の子」でくっついているようです。
彼女の小憎らしい感じがこの作品でも光っていました。
ラストに大笑いの息子でした。