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かいじゅうたちのいるところ」 いちがつにがつさんの声

かいじゅうたちのいるところ 作:モーリス・センダック
訳:じんぐう てるお
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1975年
ISBN:9784572002150
評価スコア 4.49
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みんなの声 総数 312
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  • 奥が深い

    とても有名な絵本で、映画化もされたようですね。
    知人にすすめられ、夫も子供の頃お気に入りだったとのことで、手に取ってみました。

    マックスはおおかみのぬいぐるみを着てイタズラ放題。怒ったお母さんに夕飯抜きで寝室に放り込まれます。そこからマックスの想像の世界(?)に突入。船で長旅にでかけ、かいじゅうたちのいるところで王様になります。かいじゅうたちと歌い踊り、得意になってひとしきり楽しんだら寂しくなって、船で長旅をして帰り着いたところは、いつもの寝室。まだあたたかい夕飯が置いてあった…というストーリーです。

    文章は短く簡潔。でもその裏に多くが語られている気がします。
    子供の有り余るエネルギー、好奇心、冒険心、心に溜まっているものを思う存分発散して、やっぱり最後に戻ってくるのはいつもの場所。安心感、お母さんのぬくもり。読後感がとてもいいです。挿絵もトーンが暗めですが、不思議な魅力を持っています。

    娘には、まだ早くてわからなかったかな…。
    反応は薄くて、お気に入りの本とまではならなかったようです。
    またしばらくしてからぜひ読み聞かせたいです。

    投稿日:2010/11/03

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