3回くらい読んだときに理解してくれてるように感じました。
おおかみって…あかずきんを食べたり3匹のこぶたをおそったり7匹の子やぎを食べたり、ろくなイメージがありません。
本来あかずきんなどはいいイメージですよね?
この本の主人公はとても丁重な優しい心で相手に接するおおかみ。
ある日、おおかみ君がホットケーキを作りたいと思って、本を読むこと、買い物する事など、色んなシーンで困って近所の住民(あかずきん、3匹のこぶた、ブレーメンの音楽隊を引退した動物など)に協力してもらおうと丁寧に頼みに行くんだけどみ〜んな冷たく邪険な言葉で彼を追い返してしまうのです。
仕方なく全部自分で何とか準備して…ホットケーキの匂いが街中に漂ってきた時、住民がおおかみ君の家に押し寄せてきて「ホットケーキをよこさないと帰らないぞ」などと乱暴に言い寄ります。
そこで困ったおおかみ君、「しかたない。じゃぁどうぞはいって」そこからが恐いっ!!すごいおちです。
色んな観点から色んなことを学び取れるびっくりの一冊に出合いました。
やっぱり、なのか、自業自得、なのか…。
おおかみネタの絵本を一通り読んで理解してから読むほうが価値があるかもしれません。