クリスマスの夜のお話しだったんですね。
主人公の老人は実在の人物。
フランスの歌手ドミニク・マルシャン(1989年37歳で没)さんという方が、この老人と出会ったことをきっかけに、20歳の時に歌にしたものを、絵本で再生させたということです。
分かち合うことは、素晴らしい。
この気持ちをどんな時にも持ち続けていられるということは、その人の品性が垣間見えてくるようです。
この老人の求めたものに再び感動です。
家やお金ではなかった。
心の糧、信頼をと安らぎを得られる友だちだったことに。
冷たく寒い冬の夜の情景なのに、おじいさんと犬の優しい表情を見ていて温かくなる絵でした。
とても、ファンタスティックなお話で、クリスマスの近づく頃に、ベッドで読んであげたくなりました。