なんとも不思議な絵本。
絵本の主人公は、人間でも動物でもなく、
あおときいろの丸なんです。
この2人が一緒に遊んで、しまいにはお互いの色を混ぜて緑色になり、どちらの両親からも緑色だから、うちの子じゃないわ、なんて言われてしまうんですね。
泣き出したらまた、あおときいろに戻って、めでたしめでたしなわけですが、
当時人物が丸だけで表現されていて、ちゃんと話が成立していることに、レオレオニさんて改めて素晴らしいなと思いました。
子供たちにはこの世界観どうだろう?と思いましたが、あおくんときいろちゃんの呼び名を気に入っていて、読んでと言われることが多い一冊です。