なんともおとぼけな、ナンセンスな、不思議なお話です。
にわとりのけっことこっこが、真夜中なのに朝だと思って鳴くので、近所に住むやぎのめーおばさんはうるさくて眠れず病気になってしまいます。それでふたりは病院のきりん先生をよびにいくことになり、それまでの道のりが、おとぼけベースにおもしろおかしく描かれています。
そもそもの原因がけっことこっこにあるのに、最後に無事きりん先生を連れてきたふたりに、めーおばさんは大喜びで「ふたりとも、ほんとにいいこね!」と声をかけていて、思わず、「えー、そんな単純なことでいいのー?」とつっこみを入れてしまいたくなってしまいました。大人目線で読んではダメかしら?!
息子はそんなことおかまいなしで、道中のふたりのおとぼけなやりとりや、ハプニングを楽しんでいました。