あのマドンナの絵本であることと、好きな作家の村山由佳さんの訳であることで期待して手にした絵本でした。
内容は素晴らしいのですが、少し疑問符が付いてしまいました。
人は見た目で決めつけてはいけません。人のうわさは拡がったらそう簡単に修復できません。
そう言っているのはよくわかりました。
比喩として、ピーボディ先生の教育は素晴らしいと思ったのです。
しかし、自分から見てもお金をその場で払わないでリンゴを勝手に持ち去るのはおかしいです。
前払いをしてあるといっても、勝手に持っていってはやっぱりいけません。
誤解のもとだし、果物屋さんに対して失礼ではないでしょうか。
というわけで、少し辛めの評価でした。
あのマドンナが意外と硬い人間なのだと思いました。
子どもたちにも評価してもらいたいと思います。