チューリップという女の子は、父親から虐待を受けているために、心がゆがんでいます。
いたずらとは言えないような、酷い事をして大人を困らせます。
そんなチューリップが、大変な犯罪を犯さないように必死で寄り添っているナタリー。
周りの大人たちは、チューリップに手を差し伸べているようで、そうじゃない。
根本的な解決をしようとしない。
そんな大人に落胆するナタリーに、自分だったらどうするだろう?
何が出来るだろう?と考えさせられました。
チューリップがナタリーの友情に改心するなんて、ありきたりな終り方ではないです。
深いナタリーの悲しみに気づく大人になりたいと思いました。
中学生以上に読んでもらいたい本です。
もちろん、大人にも!