『本は約束の土地へと導く』
この言葉が、本の姿を語ってくれています。
1920年代のアメリカ南部に生きる黒人の子ども、「ぼく」は、本を読みたいという気持ちでいっぱいでした。でも、黒人は、図書館を利用することができませんでした。
幼い頃から、本に興味を持ち、本を読みたいと思っていても、家庭は貧しく、本を買うことができない。でも、黒人は、図書館を利用することができない。とても信じることのできない現実です。その中でも、なんとか本を読みたいという気持ちが、あることを思いつかせるのです。少ないながらも、理解者がいたというのがせめてもの救いでした。
本を読むことで、将来の生き方に大きな影響を与えることができることがよくわかりました。