おとうさんが、夜、家に帰ってきます。さかなのおとうさんも、てんとうむしのおとうさんも、くもも いぬも・・・。
とても単純な流れの絵本ですが、母と子の関係が描かれた絵本が多い中で、新鮮に感じられました。同じような繰り返しばかりでなく、「ライオンのおとうさんは、ひとりで くらしています。」という フェイントが面白いです。
リノリウム版画の技法が使われた絵だということです。色が美しく、温かみ、安心感のある絵だと感じられました。特に、くものページが気に入りました。「くも」という意外性とデザインがステキです。