話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

せんそうってなんだったの?5戦場」 ヒラP21さんの声

せんそうってなんだったの?5戦場 監修:田代 脩
出版社:Gakken Gakkenの特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2007年02月
ISBN:9784052027307
評価スコア 4
評価ランキング 33,279
みんなの声 総数 1
「せんそうってなんだったの?5戦場」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 戦争に参加した人間の悲しみと無力感

    戦争体験者の語りを絵本で紹介しているシリーズの第5巻です。
    この巻は戦争に参加した人間が、戦場で自分を見つめ直すことから戦争の悲惨さを痛感したり、無力感を感じたりしたことを語っています。今までの巻とは異質な絵本でした。
    2編の話が載っています。

    第1話
    「海にちったなかまたち」 深田幸太郎:文 / 岡本順:絵 
     海軍の学校に入り自ら進んで戦争に参加した人が主人公です。国のためと戦争に肯定的にも読みとれます。しかし、乗船した軍艦の中で仲間や部下が死んでいく様、人が爆弾として散っていく事実を体験する中で持ち上がってきた問題意識がポイントです。
     戦争は決してカッコいいものではなく、悲しいものです。
     実は自分の父も海軍兵学校出身。人間魚雷の訓練を受けていたため、戦争が1、2年続いていたら、自分は生まれていなかったのです。
     海軍兵学校出の父の戦争観は自分とは少し異質です。
     でも、このお話が戦争肯定でなくて良かったと思います。

    第2話
    「わたしはせん場のかんごふさん」 金治直美:文 / 伊東美貴:絵
     従軍看護婦として戦地に赴いた女性が主人公です。
     病気や戦傷で倒れた兵士たちを支えるという使命感で働こうとしますが、薬も設備も足りない状況の中で無力感を覚えます。
     苦しい思い出逃げまどっていた時に知らされた終戦。
     このお話は無力感と戦争の悲惨を語っています。
     終戦後、日本に帰っても看護士として働き続けた逸見さん。
     平和のありがたみと、戦争中には感じられなかった自分の夢への充実感と喜びが伝わってきました。

    投稿日:2011/02/21

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「せんそうってなんだったの?5戦場」のみんなの声を見る

「せんそうってなんだったの?5戦場」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ひつじシステム
    ひつじシステム
    出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
    めくるめく羊の世界!羊を数えると眠れるらしい。羊が1匹、、2匹、…108匹、ちくわ!、そうめん!?…


楽しいともっと好きになる ディズニー知育絵本

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット