あべ弘士の虜になった娘が自ら購入してきた本。内容は「TVニュースを真似たたわいないもの」、いいえ、決してそう思ってはいけません。
確かに楽しい出来上がりではあります。しかし出版前年、日本で凶悪な飛行機ハイジャック事件が不幸にも起こっています。六甲山のイノシシ親子が町に頻繁に出没、悪戯するという一方的なニュースもよく見かけました。シドニーオリンピック直前で、地球南側の環境や動物の番組が盛んでした。当時は何気なくニヤニヤしながら読んでいた娘でしたが、時間が経てば、あべ弘士の動物への真意が理解できるだろうと考えます。
のど元過ぎれば・・・ではいけないのです。ニュースは常に、過去・現在・未来と一連なのですから、あべ弘士流ブラックに深く頭をたれる小生です。感謝。