作者はスリランカの方です。
主人公がおじさん(キリ・ママ)って、ウケました。
お話の中で、たくさんの人が通りで色とりどりの傘をさしているシーンがあるのですが、歩いている人たちの表情が、ものすごく良かったです。
これではキリ・ママでなくても、傘が欲しくなってしまいそうです。
何度も、何度も(ホット・ブレイクしているときに)傘を盗まれてしまうキリママですが、怒っているようだけれど、日本人みたいにキリキリした感じがなくて、おっとりとした怒り方だったのが、印象的でした。(こういうのって、お国柄がですのでしょうか?)
傘を盗んだ犯人が分かって、事件(?)が解決した後は、「かさぼろぼう」に感謝すらしてしまうんですから、すごいです。
この作者の絵本がもっとたくさん日本で邦訳されてほしいです。