上海在住の作家が、朝鮮戦争時に、食べ物を分け与えた実話を基にして、オリジナルで作ったお話だそうです。
それを知っていると、また違った印象をもって読むことができます。
動物が食べ物を友達へと届け。またその動物も友達へ届けにいく。道徳的な背景はとても大事なのはわかるのですが、単にそれが続くだけのお話で驚きも何もないので、いまいち入り込めないストーリーでもあります。実話を動物に置き換えた絵本ですから仕方ないですが。。
似たお話なら「どうぞのいす」の方が、ラストに落ちがあり、絵本としての完成度は高いと思います。絵も後者のが可愛いです。
二歳の息子の反応はイマイチでした。