球根が一つ、野原の土に埋もれたままじっとしています。
仲良しのもぐらが言いました。
「きみは まだ めを ださないの?」
春になって暖かくなったのに、ずっと土の中にいるのが不思議なのです。
でも球根は、このままが良いと芽を出そうとしません。
何か新しいことを始めるのは、勇気がいることです。
どうなるか分からないから、居心地の良いこのままの状態が良いと思うからです。
でも、この絵本は言います。
勇気を出して!
子どもたちも、勇気を出さなければならない時があります。
このままでも居心地は良いけれど……。
でも、やっぱり。
頑張る!!
こんなふうに、行動できる子どもたちが増えると良いですね。