絵がオシャレです。特に、月夜、空を飛んでいるルーファス、暗闇の中でぶら下がっているルーファス、そして絵本の扉の「Rufus」という文字。
夜行性の生き物が、光やとりどりの色を知らないということ、考えてみればそうなのだけれど、今まで思い至りませんでした。色がない世界から色が溢れる世界へ。そりゃあ、びっくりしますよね。ルーファスがその美しさに見とれ、あこがれるのもうなづけます。
でも、やはり、体質に合わなかったのですね。ルーファスは、もとの住処に帰りました。生き物には与えられた、それぞれの「場」があるということでしょうか。
でも、昼の世界で育まれた友情はずっと続いている様子。与えられた運命?を超えて、心は つながっているところが嬉しいな。