こういた科学絵本は、だいたい何年生くらいの子どもにもわかるようにと、想定されて作られているのでしょうけれども、大人が読んでも十分面白いし、今まで知らなかった世界が広がります。
この本は、写真や精密な美しい月の絵とともに、
古来世界中に伝わってきた月の影の見え方(各国につきの物語あり)や、アポロが月に着陸した時のこと、月の満ち欠けのことなど、
それほど厚みのある本ではないのに、簡潔な文と写真と絵で分かりやすくまとめてくれています。
この本を読むと、「月ってこんなもの」というのが伝わってきます。
月が美しく見える秋の時期に子どもたちに紹介したい1冊です。
多少細かい部分もありますが、読み聞かせにもお薦めです。
(小学校4年生以上くらいからでしょうか)