どんぐりがいっぱい落ちている年とそんなに落ちていない年が何となくあるような気がしていた。本当のことか否かはこれからもう少し勉強しなくてはと思ったが、この作者が考えた訳が物語りになっていて、どうしても私が気になっていたことが解決した。子供を持つまでは気にしなかった事だが、本当に自然の大きさ、自然の力強さに改めて敬服する事柄が多くなった。どんぐりたち(正確にはどんぐりの木)の命のバトンタッチを分かりやすく、生態系への理解への糸口になるようなお話だと思った。と書くと難しい気もしてきた方がいるやも知れないが、肩の力を抜いて、気軽に、森へ足を踏み入れて行った気で読むだけでも十分楽しいひと時が味わえるのはないか。5歳の息子には、分かりやい展開と季節の繰り返しなのに、???とした顔付きだったので、繰り返しに少し混乱したのかと何度も戻ったり、途中だいぶ補足をしながらお話を確認しながらすすめて読みました。