大空襲の中で電話をつなぐことに命をかけた女性たちの話です。
この話を読んでいて、3月11日の大津波の中で、最後まで非難をよびかけながら波に飲み込まれて命を失った女性のことが思い起こされました。
あの津波の中で、多くの人が人を救うという使命感で行動しながら命を失っていきました。
人の命って何だろう?
あの時感じた無力感が、この話を読みながら決して過去のものではないと痛感させられました。
お話は、1945年3月10日の大空襲の日の実話です。
大津波から66年前の話です。
東京は焼け野原になりました。
ちょっとしたことで助かった人たちと命を失った女性たち。
運命というには悲しすぎる事実が突き刺さってきました。