歳をとるにつれ、死に触れることも増えました。
身内がいなくなった寂しさを埋めるのは困難です。
この絵本は生前を想い出す作業に
故人その人が現れてくれます。
湿っぽさがなくて、愉快で温かい。
エリックの前になくなったおじいちゃん。
現世に何か忘れたみたい。
ずっとおばけのままだと困るよね?
子どもの純粋な愉しさや想いがあって、
おじいちゃんのゆったりした時間があって。
最後はじーんときます。
死ぬことを劇的に描かないから
より深く感動できる気がします。
おじいちゃんの
その想いに応えて、少年は前に進み出します。
とても温かい気持ちになれる絵本です。