死んでしまったおじいちゃんが孫のエリックの前におばけとなって現れます。何か忘れてることがあっておばけになっているようで、その「わすれもの」をエリックと一緒に探すことになりました。
そうしているうちに、今までの人生の思い出を振り返り、孫のエリックとの思い出も次々とあふれ出してきます。おじいちゃんにも当たり前だけど青春時代があり、親となり、孫をかわいがっていた普通の幸せな人生があったんですよね。
読んでいるうちに人生の短さを思い、この先誰もが老いて世代交代していくことを考えるとせつなくもなりますが、身近な「死」との向き合い方、今を生きることの大切さをあらためて教えてもらったような気がします。