何度も洗われて擦り切れたテディベアのアーエル。
持ち主に愛されていたに違いないのですが、相手にされなくなくなって寂しさとともにいろいろなことを考え始めます。
僕は何のために生きているのだろう。
自分って何なのだろう。
自分は何のためにいるの。
どうしたらいいんだろう。
考えていることがとても哲学的です。
生きているものにとって、当たり前のことが当たり前に感じられなくなったら、とても重い疑問です。
テディベアは、自分が生き物ではないことを教えつけられました。
何の仲間でもないことも知りました。
でも女の子と知り合って、新しい自分の生き方を知りました。
自分は何のためにいるのだろう。
どうしたらいいんだろう。
テディベアにはもうそれがわかっていました。
お話の終わり方が素晴らしいと思います。