新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

話題
移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

  • 泣ける
  • 学べる

偉大な冒険者たち 探検と航海シリーズ (2)マルコ・ポーロの冒険」 はなびやさんの声

偉大な冒険者たち 探検と航海シリーズ (2)マルコ・ポーロの冒険 作:ジアン・パオロ・チェゼラーニ
絵:ピエロ・ヴェントゥーラ
訳:吉田悟郎
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:1980年03月
ISBN:9784566001312
評価スコア 4
評価ランキング 32,412
みんなの声 総数 1
  • この絵本のレビューを書く
  • 知られざるマルコ・ポーロ

    伝記絵本を調べている時に出会ったシリーズです。

    コロンブスの伝記はよく見かけるのですが、コロンブスに影響を与えたマルコ・ポーロについては『東方見聞録』ぐらいしか知識になく、フビライ・ハンに17年間も仕えたことは知りませんでした。

    マルコ・ポーロの時代に東洋の香辛料はとても魅力的なものであったこと、また中国で生まれた発明の数々が、西洋にも影響を与えたこと。

    コロンブス同様に、マルコ・ポーロも海路で渡ったような気がしていたのですが、考えてみればイタリアから中国へ向けては大陸でつながっているので、陸路も可能。

    可能と言っても交通手段が整備されていない時代には途方もない時間がかかったはずです。

    そしてマルコ・ポーロが中国で出会ったものを書き残しても、最初は絵空事のように思われたとしても実際に行ったことのない人たちから見れば、想像もつかない世界だったのだろうと思いました。

    人々の旺盛な知識欲や探究心の先に、今の私たちがいて、その間に流れた時間と歴史に、思いをはせることができる絵本です。

    伝記絵本の中には人物をデフォルメして描くものもあれば、この絵本のように細かく丁寧に当時の事物を描くものもあり、ところどころ図鑑的であり、また俯瞰した絵もありで、絵だけを見ていても楽しめます。

    また、見返しにはマルコが旅したルートも載っているので、地図上で確認することもできます。

    マルコ・ポーロと言ったらまず入門書的にこの本をお薦めしたいです。

    投稿日:2013/12/08

    参考になりました
    感謝
    1

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「偉大な冒険者たち 探検と航海シリーズ (2)マルコ・ポーロの冒険」のみんなの声を見る

「偉大な冒険者たち 探検と航海シリーズ (2)マルコ・ポーロの冒険」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



ディズニー映画『アナと雪の女王』10周年 本の世界に踏み出そう

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット