初めてのピアノ発表会で主人公のももちゃんに起こった、不思議な出来事を描いたお話。
初めてのドキドキ感、「うまくできなかったら、どうしよう」というこみ上げる不安、緊張を乗り越えたからこそ味わえた楽しい気持ち、そのすべてが読み手に自然な感じで伝わってきました。
最初のページ、緊張でカチコチにこわばっていたももちゃんの表情が、演奏が終わった後にものすごくいい笑顔に変わっていたところが印象的でした。
娘も先日ピアノ発表会を終えたばかり。
一生懸命練習を重ねて迎えた当日、うまくできて満足したところも失敗して涙したところもあって、お話に入り込みやすかったようです。
何か習い事の発表やテストなどを控えているお子さんに、ぜひ読んでいただきたい一冊です。