2012年の2月に発行された作品で、出版社からのお薦め年齢は子どもから大人までと書いてありました。
これは確かに小学生くらいのお子さんから大人まで楽しめます!!
戦後すぐの1946年の夏を皮切りに、
1951年(春)、1956年(秋)、1961年(夏)、1966年(秋)、1976年(冬)、1986年(春)、1996年(夏)、そして未来予想図が描かれていました。
全て一つの町の同じ場所での風景で、時間だけが移り変わっていきます。
その町は駅の側に小学校や神社があり、少し後ろに富士山が見え、新幹線や鉄道が近くを走り、高速の入り口が近くにある。どこにでもありそうな地方の街の風景でした。
時代や季節とともに、その時に流行っていた遊びや話題になった出来事のダイジェストなども紹介されていて、まさに戦後から今までの日本の姿を見せてくれていました。
サイズ的には普通の絵本に比べてやや大きめです。
短い時間の読み聞かせなどでこういう絵本を読むのは難しいですが、
お話会などでブックトークとしてかいつまんでで紹介したり、
参加型にして時代ごとの流行ったもの当てクイズにしてみても面白いかもしれません。
紹介されていた出来事の中では、やはり自分が小・中学校時代だったころの思い出に関係するものが印象的でした。
「仮面ライダー」(ここに出ている仮面ライダーの変身セット、弟が持っていましたよ)「ファミコン・ゲームボーイ」「竹の子族」なんかもブームだったですね〜。
うけたのは1976年の紹介のページで「デコトラ」が載っていたこと!
「デコトラ」もブームの一環だったんだ〜。いわれてみれば、最近は会社をPRするようなペイントのトラックは走っていますが、デコトラって、ほとんど見なくなりましたね。
時代時代のスポットが面白いので、高齢者の方々のお話会にも使えそうです。