うれしい春の訪れを感じるもの。それは明るい陽射し、色とりどりに咲く花、そして、いちご♪ 美味しくて可愛いいちごは、みんなの人気者。そんないちごが主人公の絵本は、春に読むのにぴったりです。
いちごが山登りしながら、変身していきますが、変身のしかたの発想が上手いなぁと思いました。「とろろーん」と昼寝をしたらジャムで、「ぐるぐる くるくる ふるるーん」とダンスをしたらムース。なるほどなるほど。これを読んだら、この春は「いちごパフェ」食べるしかないですね!
丁寧に可愛らしく作られた絵本は、小さな子どもさんの柔らかい心に寄り添ってくれると思います。扉の絵で12あるいちごが3つずつ変身していって、ちゃんと数があっているところにも丁寧さが感じられました。そして、見返しのたくさんの白い花は、いちごの花なんですよね。