バレエで有名な「くるみ割り人形」の原作、
ホフマンの『くるみ割り人形とねずみの王さま』は
なかなか読み応えのあるファンタジーです。
バレエで展開するお話とは違うので戸惑うことも多いのです。
この絵本は原作への導入として描かれました。
それでもやや長いお話なので、ツヴェルガーの繊細な絵とともに
じっくりと味わってください。
クリスマスイブの夜、ツリーの下に奇妙な人形を見つけたマリー。
真夜中に起こったねずみの王さまとの戦い。
幻想の世界が広がります。
完訳の原作本をもう一度読んでみよう、と思いました。