「夏の夜のことでした。」で、始まりネコくんが、ウサギのロージー
の屋根の上で、心を込めてバイオリンで演奏します。
その音を大切に大切に一つ残さずに拾い集めるロージー。
「素敵な音色をもういちど」って、ネコくんに届けてくれます。
ネコくんは、ロージーに最高のプレゼントをしたいと思い、ロー
ジーが集めてくれた音を花の種のように土の中に埋め、毎日
お水をあげて一生懸命世話をしていると、芽が出て、毎晩綺麗な
曲を聞かせました。一本の木になり、心を込めて育てたプレゼント
になりました。お互いを思いやり、とても素敵な音色を奏でる
曲を聞いてみたいです!表紙のうっとりとバイオリンを奏でる
ネコくんそのものの曲で、思いやる気持に溢れているだろうと
思いました。とても素敵な絵本です。