お留守番といえば、心細い?
いいえ、この女の子はそうではないようですね。
大きな森の小さな家でお留守番している女の子が主人公。
この家のそばで音がすると、女の子は「しずかに しずかに」と注意するのですね。
まるで大きな使命感を抱えたような、女の子の必死さが印象的です。
音の正体は、クマなどの動物たちの生活音。
でも、動物たちも、ちゃんと察して協力するのが嬉しいです。
大きな森のなかだからこそ聞こえてくる音が、何とも素敵です。
そして、「しずかに しずかに」の理由がそれはそれは温かいです。
お姉ちゃんだからこその温かいまなざし。
そして動物たちも、みんなみんな、同じ気持ちになってしまう光景。
何て幸せな光景でしょう。
幼稚園児くらいから、女の子へのエールも込めて、幸せのお裾分けを。