かえるが水辺で待ち合わせをしています。
「まだかな」
相手はなかなか現れませんが、水辺をさまざまな生き物たちが通り過ぎます。
この作者の方はよっぽど生き物がお好きなのでしょうか。非常にリアルです。
絵柄はどちらかというとコミカルで明るい感じなのですが、カワセミ、しおからとんぼ、げんごろうなどなど出てくるものもマニアックで特徴がよくあらわれています。
この絵本で名前を知ってから実物を見てもわかるのではないかと思えるほど。
小さな頃、実物を眺めて育ったわたしの世代には懐かしいですね。
あまり自然に親しめない環境にある子供たちに読んでもらいたい一冊です。