一昨年に購入した絵本です。
サッカーワールドカップの開催に合わせて本棚から出しました。
ページのほとんどが国旗で埋め尽くされていて、まさに『こっきのえほん』です。
シンプルでカラフルなデザインはパラパラと絵を見るだけでも楽しめます。
今はワールドカップに出場する国や日本が対戦する国を主に見ていますが、興味深く感じるのは、国旗の下の小さなスペースを使って書かれているデザインの説明と話されている言葉についてです。(他にも首都や人口、国土の広さなども記載されています。)
著者である戸田やすしさんもあとがきで触れていますが、悲しい歴史的背景を感じずにはいられない国旗がたくさんあります。知らぬ間に色々な国の歴史に思いを馳せ、国旗に込められた平和を願ったり独立を祝う気持ちに心を寄せたりしました。
すべての国(国旗)がアイウエオ順で紹介されているので、小さな子どもさんでもお目当てのページにたどり着くのは簡単なのではないでしょうか。国の位置もわかりやすく表示されていて親切です。
内容が素晴らしいのはもちろんのこと、装丁もとてもおしゃれ。
私の大切な絵本の中の1冊です。