ちょっとびっくりしたのは、この本のお薦めの年齢が小学校1年生からになっていたこと!!
どうして、小学校1年生からという判断になったのでしょうか?
こういう哲学的な内容の作品は、あまり万人向けではないので、対象年齢もどちらかというと高めな気がします。
なにしろこの本の主人公のモデルは、ロシアの文豪トルストイなのです!!
トルストイ自身子ども向けの童話みたいなお話(みたいなというのは、今の子どもたちの考えているイラストの多い分の少ないお話にしてみると、やっぱりちょっと難しいかなと思うので)を
いくつか書いている方ですが、元々思想家なんですよね〜。
ちょっとテーマが難しいかなと、思いました。
この絵本の作者は、哲学的な思想のお話を子どもたちにもわかりやすく伝えたい。と持っている方のようなので、こういう作品が生まれたのだなと、邦訳者の後書きを読んで思いました。
絵はキレイで見応えはあります。
ただ、ニコライ君の周りにいるのがなぜか動物たちばかりで、
なぜ、師匠が「カメ」なの〜?なぜ、倒れているのが「パンダ」なの?というどうでもいいツッコミを言いたくなる作品でした。