ちょうどオリンピックの今年。
マラソンということで読んでみました。
アパルトヘイト全盛期の南アフリカ共和国が
舞台のお話です。
教科書で習った程度しか知らなくて、
そんなに昔の話ではないのに、
こんなに厳しい現実があったことに驚きました。
でも、だからこそ、この主人公が
マラソンという手段で闘ったこと、
とても感動しました。
フィクションではないようですが、モデルはいるそうで、
実際のアトランタオリンピックでのマラソンの展開を
ベースにかなり忠実に書いてあるとのことでした。
マラソンはじっと見ているのが苦手な種目でしたが、
今年のオリンピックは、ちゃんと観ようと思いました。
マラソンへの熱い想い…。
人種差別にしろ、どんな差別も決して許されるものではない、
心からそう思いました。
オリンピックイヤーだからこそ読みたい本です。
子どもにもすすめたいです。