さすが中川ひろたかさんの話だなとうなずけました。
もう最初から面白いです。エリーゼの為に、あの偉大なる音楽家ベートーベンを文字っただろう“べんとうべんたろう”が弁当を作るために頑張るんです。それも主食のコメは、農作業までやってしまいます。そして、おかずの為に、べんとうべんたろうは世界を旅します。絵も、そのハチャメチャさを体現しているような元気のある絵で、勢いがあって素敵でした。
最後にエリーゼとお弁当を食べるのに、逆にエリーゼに食べさせてもらっているのが、さらに笑えました。ハイセンスなジョークでいっぱいの絵本でした。