一人っ子の健太が、弟がいたらいいなぁ〜って歩いていたら
「ロボットかします」っていう電光掲示板のお店に気が付きました。
どんなロボットでも貸しますよってお店のお姉さんが言うので、
「弟ロボットもありますか」って言ってから、この話が動き出します。
性別、名前、年、性格を決めて、持っているおこずかい全部を払って
念願の「弟」を手に入れるのです。
こっからは、「弟ができた!」と嬉しい気持ちと、
急にお兄ちゃんになったことでの「不満」とかがいっぱいでてきて
うちの兄ちゃんも何か共感するところがあるようです。
「もう、弟なんかいらない!」という瞬間。その気持ち。
誰しも1回はもつんですよね。私も「姉ちゃんなんかいらん!」と
本人に言ったことがありましたもの。
そういう複雑な気持ちが満載で、とっても深いです。
うちの兄ちゃんはそこまで感じなかったかもしれないけれど…
私は最後のツトムからの手紙でウルッと来ちゃいました。
兄弟げんかをする兄ちゃん姉ちゃんに、読んでほしいなぁ。