うちの子どもたちは、絵本ナビの「お子様」の年齢に当てはまらなくなってしまいました。
成人し社会人になっていたり、大学生だったり、海外に留学中だったり。4人の子、それぞれが母親の元から巣立っていきました。
子どもたちが成長する過程ではいろいろなことがありました。
学校にあがれば友だちと喧嘩をしたり、仲間はずれにされたり。「いじめ?」と心配したり。
思春期に入ると、親に対して激しく反抗をするようにもなりました。嵐の時代は2,3年で過ぎていきましたが、今度は受験だ・・・就活だと、彼らの人生の局面でいろいろなことがありました。
そのたびに母親は、あの日に戻って行くのです。あの日の喜び、感動があれば、子どもたちを守って行けると・・・子育てに疲れてしまった時、子どもに反抗されて泣きたい気持ちになった時、彼らの進路に一緒に悩んだ時にも。
あの日の喜びを思い出し、身ごもってからの日々、陣痛に耐えながら生れてくる瞬間を待っていたあの日。そしてこの腕に我が子を抱いた喜び。それがあれば・・・子育ての中で出会ういろいろな困難も乗り越えて行けました。
この絵本を手にするママたちが、子育ての間この絵本に支えられるといいな!この絵本を読んでもらった子どもたちが、自分の生命を大切に思えるといいな!きっと優しい気持ちになれるはず。
多くのママたち(もちろんパパもおじいちゃん、おばあちゃんにも)に手にしてほしい絵本です。