おじいちゃんの ごくらくごくらく 」 秋田小町さんの声

おじいちゃんの ごくらくごくらく 作:西本 鶏介
絵:長谷川 義史
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2006年02月
ISBN:9784790251415
評価スコア 4.71
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  • 愛する人の死を受け入れること

    • 秋田小町さん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子10歳、女の子5歳

     私は、おじいちゃん子でした。
     結婚するまで25年間一緒に暮らしていました。
     おじいちゃんは私をとても可愛がってくれて、絵本のぼくとおじいちゃんの関係そのものでした。
     おじいちゃんと留守番して、おじいちゃんとお風呂に入って。
     おじいちゃんの部屋で遊んで、おじいちゃんの病院に付き添って。
     でもうちのおじいちゃんは長生きでしたので、曾孫も抱っこしてくれました。
     おじいちゃんは、私が長女を生んだ次の年に91歳で亡くなりました。

     そして、その5年後、私の最愛の母は、私が次女を生んだ約一ヵ月後に亡くなりました。
     娘達にとってのおばあちゃんですが、長女はその時5歳で、どれだけ分かっていたのかは分かりません。

     私は、身近でとても大切な人を続けて亡くしてしまったので、この本を始めて読んだ時、最後におじいちゃんが亡くなる所で、涙で読めなくなってしまいました。

     ぼくがどれほどおじいちゃんを愛していたか。二人の絆が強かったか。自分と重ね合わせると、想いが溢れてしまいます。何度読んでも一緒でした。だから、続きは夫が引き受けてくれます。
     でも、いつか人には訪れる「死」は現実なので、受け止めなければいけません。だから、「もっと優しくしておけば良かった」とか、後悔しないように人に優しくできる自分にと、教えてくれる本だと思います。

    投稿日:2011/03/09

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