ルドルフシリーズ、4作目です。
タイトルの「スノーホワイト」は、日本語でいうと「白雪姫」。
表紙絵の白い猫ちゃんのイメージから、てっきりルドルフの恋のお話かと思うじゃありませんか!
ブッチーとミーシャに子猫が3匹産まれ、上の2匹は貰い手も決まります。
過保護過ぎず、全くの放任というわけでもない、ブッチーの絶妙な子育て感は人間でも勉強になります。
猫にとって縄張りとかシマというのは大事なもので、特にこの4巻ではその縄張り争いが見どころです。
たった一人で初めての場所に乗り込み、大きなスノーホワイト相手に啖呵を切るルドルフはカッコ良かったです。
でもそれ以上に、今作でカッコ良かったのはなんと言ってもスノーホワイトでしょう!特に横浜のブルース相手に闘う姿はもう男前過ぎて。それでいて、ちょっと乙女チックなところもあったり頭の良さもあり、今後が楽しみです。
話の後半は、行方不明になったチェリーの捜索、そしてチェリーの独り立ちが描かれています。
途中、色々なことわざが出てくるので、これも読みながら勉強になります。やっぱり教養というのは大事だなぁ。
4作目も期待を裏切らない面白さで、楽しく読めました。