「えほんって、いいなぁ」、改めてそう思う。
遠い昔、あたらしいえほんと出会う、あのワクワク感。
知らなかったこと、なんでも教えてくれる、その頼もしくて、
不思議な感覚は、今も忘れられない。
なんだって?ロバの背に乗せてやって来る?夢みたいだね。
ロバのパン屋と紙芝居も一緒にきちゃったみたいだ。
「こないかな・・・」のタイトルが、胸にジーンとなる。
お話の大好きな少女アナとその家族、
街から離れた小さな丘の上の、ささやかで平穏なくらし。
イーア、イーアの掛け声とともに、二頭のロバの背にえほんを乗せて
誇らしく夢を運んでやって来るおじさん。
すべてはていねいに、鮮やかに描かれたフォークアートの絵が
私たちの目に、心に、届けてくれます。
モニカ・ブラウンさんと、ジョン・パッラさんに
感謝。