この絵本に登場するのは、ねずみくんとくまくんです。
菜の花が咲き誇る春の日に、ねずみくんとくまくんは出会い、とても仲の良い友達になります。
春が過ぎ、夏になっても秋になっても、離れることなく毎日いっしょに遊ぶのです。
でも、冬の足音を聞く頃にくまくんは冬眠し、遊べなくなってしまいました。
春が来るまでの間、ねずみくんはどのように過ごしたでしょう?
友達を想う気持ちが、柔らかな色彩とともに心に飛び込んできます。
「ぼく、まっているから」という絵本のタイトルは、ねずみくんの行動の源を表現しているようです。