王さまの願いをかなえ、町じゅうの人の仕事まで手伝っていた魔法使いのメルリック。ある日突然、魔法が使えなくなり、王さまや町の人たちも大混乱。
何故、魔法が使えなくなったのか…。
魔法を取り戻すために訪ねたところでメルリックが気付かされた事、それは、人々のために使っていたと思っていた魔法でしたが、人々は自分で出来る事さえもしなくなり、人々をダメにしているだけ。誰のためにもなっていなかったという事。
この絵本、読んでいてドキッとするのは親の方かも知れません。
子どものために…と何でも先回りしてやってあげていたら、子どもは成長しませんし、やってもらうのが当たり前になってしまいます。
魔法を使うのは本当に必要な時だけでいいんですね…。