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小道の神さま」 てぃんくてぃんくさんの声

小道の神さま 作:竹内 もと代
絵:広野 多珂子
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2011年05月
ISBN:9784752005483
評価スコア 4
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  • 心の修復ファンタジー

    トラウマを乗り越える1ステップ ファンタジー。過去の記憶と現実がゴッチャになります。

    幼年童話という体裁をとりながら、父親の病死を少し乗り越える傷修復のお話とはシビア。
    でも子どもをとりまく環境はシビアだものね。
    父親云々でなくとも、物語を杖にしている子もいるだろうから、そういう子にあたって欲しいな。

    父の死という、表面には出てこない傷を抱えた主人公の周りが優しくて安心する。もちろんチヤホヤ優しいのではなくて、もともと主人公を愛している優しさ。
    友達との関係も良好で、そんななかで起こるファンタジー。

    良いお話で、絵も大好きな画家さんだし、悪いところはないのですが、どこかしっくり堕ちなかった。ファンタジー部分の扱いが、はっきりしていない気がした。
    てか、幼年童話を読む子どもには、少し難しいような。。。
    本を読むのが嫌いな、小学校高学年や中学生が良いかもね。

    一気に乗り越えるのではなく、ひとつ受け止められた、ってところがウソくさくならず良いな。

    投稿日:2014/04/20

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