ガンジスの神話を現地で見聞して再構成した作品。
人々の生活の全ても場面がガンジス河に依存している背景がわかりますね。
天界の聖なる水ガンガーに助けを求めた地上の王の数々の試練を描いてあります。
6万の王子が生まれ、兵士になり、地の果てまで馬を探しに行き・・・。
四頭が支える大地像にはびっくりですね。
これだけの苦難があったからこそ、ガンガーの水を慈しむのですね。
その土地の人々を知るのに欠かせない神話の世界。
インドの人々を理解するのには欠かせませんね。
絵も丁寧に神話の世界観をすくい取っていて、わかりやすいです。
でも、人物関係とかは込み入っていますので、
やはり、小学校高学年以上くらいからでないと理解は難しいかもしれませんね。