絵を描かれたのは降矢さんなので、ワクワクしながら手に取りました。どのページの絵も、深い色あいで、奥行きが感じられました。
仲の良い兄妹のお話。だいじに育てたトマトのなかに、黄色のトマトが実りました。黄金のようなトマトです。
サーカスの代金を、このトマトで払おうとしたのですが、、、。
サーカスの馬やゾウが通り過ぎる場面が、幻想的です。
兄妹が、野菜を育てている表情が楽しそうで、ほほえましいなと思いました。けれど、サーカスの入り口で、黄色のトマトを投げつけられる場面は、むねがいたみます。
文章はちょっと長めで、むずかしい言葉もすこしありますが、わかりやすいお話です。絵をたのしみながら、じっくり読みたい絵本です