「おつきさまが そらにのぼって よるになりました
・・・・だけど トンコちゃんは、ちっとも ねむたくありません」
冒頭の文章を読んで、ふんわりと懐かしい気持ちになりました。
まるでお母さんが、即興の物語を子どもに聞かせているような・・・。
とても素直に、耳に入ってくる文章です。
奇をてらっていない、というのでしょうか。
そこに温かさと安らぎを感じます。
絵も、優しくてきれい。
特に、トンコちゃんが夜空を飛ぶ姿が、とっても素敵です。
そしてその次のページは・・・
ぱあっと楽しい気持ちになります!
幼い頃に読んだなら、
「子どもの頃にお気に入りだった絵本」として、
ずっと心に残りそうです。