シゲタサヤカさんのきもかわいい世界が
イクラを通して描かれています。
タイトル、表紙から「いくら」が主役なのはすぐ想像できたのだけれど
どんな展開になるのだろうと
ワクワクしながら手に取りました。
イクラ君(イクラの軍艦巻き)の頭のイクラは
無尽蔵に湧き出
いろいろなものを生み出せます。
それを気にいるお殿様・・。
すげぇぇぇぇぇぇ。
なんて発想力。
ただただアゼンと読み進めました。
生ものゆえ暑さに弱いという設定が、妙にリアル。
それをキーにして、物語は思わぬ方向に展開します。
読み終えた後は、なんともいえない脱力感。
強いメッセージ色のある本もいいけど
たまにはこういうハチャメチャな本もいいよねーとしみじみ思いました。