春を迎えるにぴったりの絵本です。
桜の花一面の中から、小鳥や虫たちが顔を出し、花の間からみえるさわやかな青空、見ているだけで、うららかな気持ちになります。
桜の花に集まってきた、小鳥や虫たち。それぞれの日々の営みが繰り広げられ、表情豊かに描かれ、ちょっとしたセリフには思わず笑みがこぼれます。
季節はうつりかわり、また新たな春を迎えるまでが、とても清々しく、温かく描かれ、ゆったりとした気持ちになりました。
細かいところまでじっくり読むのに向いていると思うので、大勢の読み聞かせよりも、子どもと一緒にゆっくりページをめくるのを楽しみたい絵本です。