この絵本は、オモチャのおかたづけを”やっつけ仕事”で済まそうとしたナナちゃんに、オモチャたちが抗議するというお話です。「おかたづけができる子どもになってほしい」という、子育て中のママの願いがすごく感じられる絵本ですね。
「きちんと片付けましょう」というメッセージがあるだけでなく、「片付けとは何か?」という「片付けの本質」が、幼い子どもに分かるようになっているところがこの絵本のポイント。大人にも役に立つ情報です。そして、オモチャが擬人化されているので、このメッセージがすっと子どもの心に響くのでしょうね。
片付け下手な大学生の娘に見せて、「これを読んだ子どもさんが、自分から片付けるようになったらしいよ〜」と言うと、「将来、自分の子どもに読んであげよう」と言われてしまいました。先ずは、自ら実践してほしかったのですが、あー、残念!